看護部

看護部長からのご挨拶

当院ホームページにお越しくださりありがとうございます。
当院は、昭和26年よりこの地で精神科医療に携わり、障害により社会で生きづらい一人一人の方に、より良い環境を提供することを念頭に支援をしてまいりました。
今、時代の変化に伴い、社会が精神科医療へ期待する要求も変化してきています。
私たち看護職員は、病気で苦しんでいる方、その家族、それを取り巻く多くの方々の声に耳を傾けながら必要とされる看護の役割を担い、地域に貢献したいと考えております。

急性期治療病棟

不安や不眠、また、病気からくる様々な症状により日常生活に支障をきたしている方や落ち込みの激しい方など急性期の状態にある患者様が入院する閉鎖病棟です。

急性期病棟では、約3か月以内の短期間で入院生活を完結するため、安心・安全な環境の中で集中的な医療を提供しております。医師・看護師・精神保健福祉士・作業療法士・臨床心理士など、多くのスタッフが連携しあい、患者様お一人お一人の状態に沿った退院支援を意識し、退院後の生活が安心・安定を保てるようサポートしております。

急性期病棟は、本館とは地下通路でつながり、別棟の2階フロアと3階フロアから成ります。廊下の天窓をはじめ、デイルームなど自然採光を意識して造られた開放感のある明るい病棟です。
2階フロア(30床)は、主に気分障害や不安障害、ストレス障害などに対応しています。
特別室を含む個室が18室と4床室が3室から成り、デイルームのほかにデイコーナーがあり作業療法なども行っています。 3階フロア(30床)は、統合失調症や認知症、症状の急性増悪などに対応しています。
保護室(3床)と準保護室(2床)を含む個室が18室とで構成され、中央にはナースステーションが配置されています。



【治療について】

入院治療は、主治医の指示で以下のことが行われます。

  • 1.精神療法
  • 2.薬物療法・服薬指導
  • 3.食事療法・栄養食事指導
  • 4.精神科作業療法(手工芸・スポーツ・健康体操)・芸術活動
  • 5.検査:血液検査・尿検査・脳波・心電図・X線検査・頭部CT検査・心理検査など



床室
1.4床室:
パーソナルスペースが確保されるよう、プライベートカーテンで仕切られ、各々のスペースに窓が設けられている。
個室
2.個室:
洗面台とトイレが設けられ、静かな環境のなかで休息が必要な方から安全な環境で鎮静が必要な方まで広く入院治療を行うことができます。


特別室
3.特別室:
トイレ・シャワー室を完備。テレビ・冷蔵庫・洗面台のほかパーソナルデスク、ソファが設置された個室です。
デイルーム
4.デイルーム:
自然採光を縦断に取り入れた開放感のある明るいスペースで、共有のテレビを見たり、食事、患者様間の交流の場として設けられています。

療養病棟

療養病棟2階(精神療養病棟)
~安心と笑顔あふれる入院生活の提供をめざして~

療養病棟2階は長期的に治療・療養の必要な方が入院していますが、平均年齢70歳と高齢化しているため、身体合併症を併発する患者様も少なくありません。患者様の状態変化の早期発見に努め、精神・身体共にトータル的なケアに日々取り組んでいます。

療養病棟3階(精神療養病棟)
~個別性の看護を目指して~

療養病棟3階は平成29年4月から1年間は地域移行機能強化病棟になっています。
病棟には専任ケースワーカー3名と専任作業療法士1名がおり、日々患者様の相談や個別のリハビリに専念しています。月1回主治医、ケースワーカー、作業療法士、看護師の会議があり、一人一人の患者様の退院について話し合い、必要な援助を行っています。患者様が充実した入院生活を送ることができ、ご家族が安心して患者様の見守りをすることができるよう、スタッフ一同支援させていただいています。

療養病棟4階(精神療養病棟)
~藻岩山を一望できる明るい病棟です~

療養病棟4階は精神療養病棟です。平均年齢は73歳と高く、長期入院の患者様が大半をしめています。四季を感じる環境で作業療法や病棟内のレクリエーション(カラオケ、ゲーム)に力を入れることで、日常生活に変化をつけながら動作機能の維持・向上を図ります。また、穏やかな療養生活を送れるように支援を行っています。


床室
1.4床室
デイルーム
2.デイルーム